「メンフィス様、キャロル様は今お加減がお悪いのです。此処はキャロル様のご希望を入れて差し上げて下さいませ」 キャロルの意図していることを敏感に感じ取り、ナフテラがメンフィスを宥め、メンフィスは憮然としつつも寝室を出た。 キャロルはこのところ心労が続いていた。 カーフラ 現代人の(といっても書かれた当初は20世紀)のアメリカ人の女の子キャロルが、古代エジプトにタイムスリップしてエジプトの王(ファラオ)メンフィスと結ばれる話。キャロルは現在、古代エジプトでもモテモテで、常にさらわれます。そこをメンフィスや他の男が取り戻して、さらわれて〜 取り戻して〜さらわれて〜 のワンパターン。水戸黄門みたいな「ひかよろう〜ひかよろう〜 このお方をどなただと心得る」から「ははーー」までのパターン。でも、これがわたしのツボにハマリ、大好きな漫画な … 「メンフィスだ・・・・・キャロル・・・・呼べ・・・・私の名を呼べ・・・・・」 「いやあっ・ああっ・メッ・あっ・うっ・くっ・はあぁっ・やっ・やめっ・メンッ・・・ッ」 身体の奥深くまで貫かれ、擦られ、かき回される。規則正しく、時に激しく或いはゆっくりと。 首筋を吸い立て、

キャロルは馬上でしっかりと抱きとめられ、さらに速度が速くなった。 少し前傾したメンフィスは妃の望むまま愛馬を走らせてゆく。 まるで風に乗っているようだ。 鞍に小さな手をかけ、身体は揺らぐことなくメンフィスの腕に支えられている。 キャロルは馬上でしっかりと抱きとめられ、さらに速度が速くなった。 少し前傾したメンフィスは妃の望むまま愛馬を走らせてゆく。 まるで風に乗っているようだ。 鞍に小さな手をかけ、身体は揺らぐことなくメンフィスの腕に支えられている。

キャロルに恋し求愛するが、拒まれたことで逆恨みし、執拗に付け狙う。またキャロルの夫であるメンフィスのことも同様に狙っている。マカオーンという名の巨大な イルカと意思疎通を図ることが可能で、騎乗及び斥候として使役している。 王太后 そんなキャロルを尻目に、メンフィスは苛立たしげに身を起こすとネゼクを呼べっ、と声高に命じている。 キャロルの懐妊がわかってからというもの、メンフィスは昼となく夜となく、キャロルと顔を合わせる度に、人目も憚らずキャロルの腹に手を当て、耳をそばだて、胎動を探すことに余念がない。 メンフィスは信じられない素早さでイズミル王子とその腕にある幼子目がけて斬りかかってきた。 0-7 「だめぇっ!」 キャロルの絶叫が響きわたる。 「私の大事な人たちを殺さないで!取らないで!」 メンフィスの剣と、王子の間に割って入ったキャロル。