そうした取り組みの例として、中村教授が紹介するのが米国のボノボスだ。衣料品販売を手がける同社は、米国内に「ボノボス・ガイドショップ」を約50店舗展開している。 「ショップ」とは名付けられているものの、この店舗では商品を販売していない。 実は、このボノボス、米国の特に最先端のit、小売、ファッション等の業界関係者の間では 「ウェブ生まれの史上最大の洋服ブランド」 などと評され、超有名。 創業は今から10年前の2007年。 オンライン紳士服販売のボノボス(Bonobos)はこのほど、商品試着と店員によるアドバイスだけをサービスにする店舗「ボノボス・ガイドショップ」をワシントンDCにオープンした。ニューヨーク、ボストン、シカゴ、サンフランシスコに次いで5店目となる。 [ DIGIDAY+ 限定記事 ]メンズアパレルブランドのボノボス(Bonobos)は、ボストン地区の3つの「ガイドショップ(Guideshop)」で、「購入前にお試し(Try Before You Buy)」サービスの実地テストを密かに行なってきたが、現在はそのサービスを東海岸へ広げようとしている。 現在、「ボノボス」はアメリカ国内に27の店舗を設置している。ただしこれらは「ガイドショップ」と呼ばれ、来店客は商品を試すことがはできるが、その場で購入することはできない。 メンズアパレルブランドのボノボス(Bonobos)は、ボストン地区の3つの「ガイドショップ(Guideshop)」で、「購入前にお試し(Try Before You Buy)」サービスの実地テストを密かに行なってきたが、現在はそのサービスを東海岸へ広げようとしている。 レジのない店舗『Bonobos Guideshop(ボノボス・ガイドショップ)』 D2Cブランドが店舗を展開するのは今でこそめずらしくありませんが、先進的な事例を作ったのはBonobosです。(Warby Parkerも似た形式の店舗を出しています。) メンズファッションブランドの「ボノボス」は全米に16店舗を展開している。これらの店舗はガイドショップと呼ばれ、予約して訪れると自分のサイズに合った服をあれこれ試着でき、女性スタッフがコーディネートを提案してくれたりもする。