徳倫理学に「絶対的禁止」はないか? この問いに関する答えは「ある」になる。徳倫理学は絶対的禁止を認めていないように見えるがそれは誤解にすぎない。そしてその誤解は徳倫理学の支持者によっても強められているのである。まずはそのことを見よう。 それでは、 こうしたカントの義務倫理学において人間が自らの意志によって遂行すべきとされている普遍的な道徳法則に基づく義務のあり方とは、具体的にどのようにして規定されていくことになるのか? 規範倫理学は、広義の義務論、徳論、自由意志、広義の価値論について考察する倫理学の一分野である。 どのような道徳や判断が善いのか(あるいは正しいのか)を探求する。快楽主義、幸福主義、非快楽主義、利己主義、利他主義、功利主義などの代表的な規範倫理学の立場がある。 功利性の原理. 徳倫理と義務論、功利主義の関係 • 義務論の観点からは義務が守られているため 正しいとなる • 功利主義の観点からも結果として患者の症状が 改善したので正しいとなる あさひかわ緩和ケア講座2010 • 徳倫理としてはこの医師の性格や態度に問題が 義務論,徳倫理学の三つがある. 功利主義においてある行為が正しいとされるのは, その行為によって関係する関係者全員の幸福の総和が 最大化するような帰結を導くような行為である場合で ある.つまり,功利主義は,行為の帰結を重視し,関 功利主義(ベンサム・ミル)の道徳論. 義務倫理学における道徳原理を示す『実践理性批判』における二つの定式. ところで、今日一般に「倫理学理論」(3)とされているものには、義務論 deontology、帰結主義 consequentialism(利己主義 egoism、功利主義 utilitarianismなどを含む)、共同体主義 communitarianism、徳倫理学 virtue ethics、ケア倫理学 care ethics、決疑論 casuistry などがある。

ではどうして功利主義はエゴイズムだとされるの? エゴイズムの相克を解決するための原理; でもルソーは「自然に帰れ」って言ったんじゃ?