となる。この反応では,2つの基が二重結合の反対の面に 付加しているので,トランス付加(またはアンチ付加)と よばれている。 他のハロゲンの付加について補足すると,塩素(Cl 2) でも同様の反応機構でアルケンとの反応が進行する。しか アセチレン(エチン)C2H2、エタンC2H6、水素H2の燃焼熱は、それぞれ次の熱化学方程式で表される。(※画像添付)2.60gのアセチレン(エチン)に水素を付加させて、すべてエタンにした。この反応で発生する熱量は何kJか。※正解:31.2(kJ)くれぐれも詳しいご説明いただければ幸いです!

それでは前回の続きから。 今回は主に求電子付加反応の話になる。 応用編:アルケンの反応① でも説明したけど二重結合は電子が豊富なので求電子攻撃されやすい。 三重結合は二重結合よりも電子が豊富 … アルカンときて次はアルケンです。アルケンの反応には様々な物がありますが、代表的なのが、付加反応です。また付加反応も水素、ハロゲン、水素化物で反応の仕方が違いますし、そのときの法則も違います。水素化物の付加では、マルコフニコフ則と言う法則が適用されます。 2. アルキンへのHBrの付加反応 アルキンはπ電子を持っているので、アルケンと同じように求電子付加反応を起こす (注1、2)。 注1:これまでは、巻き矢印を書くときには、ローンペアをすべて明示していた。今後は、反応 H 1s C sp 結合性軌道 反結合性軌道 有機反応は、大きく分けて電気的性質で解釈されている反応と分子の軌道により解釈されている反応の2種類があります。この記事では、電気的な解釈による反応(求核置換反応Sn1, Sn2, 求電子置換反応, 脱離反応E1, E2, 求核付加反応, 求電子付加反応)の違いや区別方法について書いていきます。