edtaとクエン酸ナトリウムはどちらとも脱カルシウム作用があると書かれていますが、クエン酸ナトリウムは主に凝固検査に使われ、一方edtaは凝固系に使ってはいけないといわれました。同じ作用の抗凝固剤なのに、なぜ使い分ける必要がある クエン酸の塩はカルシウムイオンとキレート結合するので、かつては検査用血液サンプルの抗凝固薬などとしても利用された。現在でも成分献血時にクエン酸ナトリウムとともに抗凝固薬として使用される。 edtaほど強力ではないが,カルシウムイオンをブロックする作用がある(クエン酸naはcaと塩を形成).カルシウムイオンを添加することで凝固が再開し,何秒で固まるか(凝固時間)を検査する.血液凝固検査(pt、apttなど)や赤沈用 クエン酸Naは、クエン酸と炭酸水素ナトリウムの中和反応で得られる成分で、食品添加物として使用されているもので、正式には、クエン酸一Na、クエン酸二Na、クエン酸三Naの3タイプに分かれる。 クエン酸. 血液凝固を阻止する作用をもつ物質を、血液凝固抑制剤または抗凝固剤という。血液凝固抑制剤には、①Ca2+除去剤、②ヘパリン、③クマリン誘導体がある。ここではそれぞれの特性について解説するとともに、血液凝固試験・赤血球沈降速度および血栓症について紹介する。 クエン酸ナトリウム こちらも、血液の凝固を調べるので2番目にする。赤沈フィブリノーゲン・dダイマー凝固と呼ばれる血中の血液が固まる物質を検査し評価できる。 検査できる項目 ・crp(炎症反応をみる) 3: 緑・黄緑: ヘパリン よってこの反応は血液を凝固させては測定ができず、そのために抗凝固剤として、クエン酸ナトリウムを用います。 また、クエン酸ナトリウムの濃度が3.8%なのは、赤血球とほぼ等張であり、 溶血 などによる凝集への影響が少ないとされています。